「戦国の女たち / 司馬遼太郎」
とある酒場での数日前の会話。
「タローさあ、好みの女ってどういう人?」
アホくさいこと聞くなあ。そんあもん話のスタートにもならないし、どうせ聞いたところで覚えていないし、言った俺も覚えているわけはない、、まあいいか。
「細川ガラシャです!!」強めに 笑
「ハ??アアア???」
「ハ?ア?」だろうねえ。分かります分かります(笑)。誰それ?かな??
でもね、いろいろな芝居や映画や本やテレビを見ていると、大昔の女、に気が入ってしまう時間っていうのもありますよ。と自己肯定しつつも、戦国時代に可憐な花のままに散った細川ガラシャの生涯にはやっぱ思い入れありますづらと自己肯定しつつも、美しい、綺麗、そんな大切なものは自分の感覚だけを信じたりしますな!
で、ここに出した、この司馬の小説。明らかに司馬だけの世界なんだが、ガラシャの美しさと傲慢さを見事に描いた物語。愛する恋する女房の為に、次の一秒にも生か死を選択せねばならなかったもののふたち。そりゃあ一番惚れた女を大切にしただろう。ガラシャは勝者だ。
惚れた女にいかに命がけで惚れているか、その部分で我々現代人男は案外鈍い男になってしまっているかな?
「俺が喜べば、一緒の女も楽しいだろう!」
そんなアホな男ばかりでなんの色もない世界になってしまった。
男女の色の綺麗さは、男には作れまい・・
昨日は月曜日。月曜の夜は案外怖いもので、何気なく酒場に向かってしまう。いろいろと書かれているが、月曜というのはサラリーマンが一番酒場に足を運ぶ曜日らしい。それは、土日の家族サービスに疲れ、あたかも、逃げるように酒場に向かう、そういうことらしい。
アホかいな!シャラくさい!!
男ならテメエの女が月曜に呑みに行くような生活しなされ!、と!!
男が家族サービスを理由に夜に逃げるなんてアホや。だよね。
「勝者には何もやるな!」
とヘミングウェイはいつも言っておったが、その通りだ。
「勝者」など永遠にいない、からね!!