今日は昼の仕事の仕事始めの日。
野暮用で俺は午後からの出社だったのだが、職場に着いたとたん
後輩でもあるDJ.Sが
「Aさん!お待たせしました!誕生日おめでとう!!」
と来たもんだ。
実は彼は先月中旬の俺の誕生日にどうしても殿山泰司が書いた名作
「JAM JAM 日記」
をプレゼントしたいらしく、ただし現在残念ながら廃盤、よってことあるごとに古本屋を
歩いてくれていたそうで
「俺がJAM JAMプレゼントするまで39歳でいるように!」
という嬉しい命令を受けておりまして・・・・
この正月休み中にようやく探し出したみたい!!感謝!!!
ジャズに関するエッセーでこれほど面白い本はないであろう。
三文役者として、ミステリー好きとして、映画好きとして、そしてなによりジャズ好きとしてオンナ好きとして、今でも多くのファンを持つ殿山の傑作!!
1975.76年の日記だが当時今は亡き数多くのビッグ・ジャズマンが普通に東京で見られた、聴けたという状況になんか感動と羨望。ミンガスを見ている、ってことはきっとハミエットだよね、プーレンだよね・・・・ううううううう。
「はい、27歳の誕生日おめでとう!」
「え?」
「いや、Aさんは27、27!」
「はあ、」
「27って危険な歳、呪われた歳。ジャニス、ジミヘン、ジム・モリソン、玉の海、、才能アル奴がみんな若死にする歳、イヒヒヒ。」
彼なりの粋なお祝いに、いい仕事始めの1日でした。
死ぬほど忙しかったけど。
♪
死にたくはないので7時にとっとと仕事を切り上げ高円寺へ。
友人のパフォーマンス・アートを見に行く。
絵描きさんもダンサーさんもミュージシャンさんもいままでなんどか共演してきた人達が殆ど、客席にも知った顔がたくさんあって面白い気分。
絵もダンスも音も最高に良かったし。
即興仲間、というかこうやって彼らと会えて、話できるのは本当にいいね。
ただし最近、大勢の人の中に長時間いられない、という体調の為残念ながら早めに帰って来たけれど・・・・
でも楽しかった!
♪
昨日書いたポール・ブレイのジャケを見ていたらマリオ・スキアーノのジャケが頭から離れなく、今聴いている。
ちょっと似ているでしょ?
Mario Schiano / On The Waiting - List
1973年のアルバム。イタリア・ジャズは最近ハマっている若手のハードバップ系はもちろん大好きで毎日聴いているけれど、70〜90年代のアヴァンギャルドな要素とユーモアたっぷりのジャズも皆最高。マリオ・スキアーノはイタリアン・インスタビレで2001年に日本でも壮絶に凄いアルトを聴かせてくれました。人間的にも最高だった。
ジャンカルロはいつも周囲を笑わせていました(笑)。
Mario Schiano (as,org,voice)
Maurizio Giammarco (sax,fl,g,p)
Toni Formichella (ts,brs)
Michele Lannaccone (ds)
Bruno Tomasso (b)
Roberto Della Grotta (b)
Gaetano Delfini (tp)
Giancarlo Schiaffni (tb)
Domenico Guaccero (key)
♪