今日は久々に「
ブルーノート東京」へ。
イタリアの至宝、大好きなトランペッター「
エンリコ・ラヴァ」のライブ!!
いやあ!!いやあ!!!素晴らしかった、とにかく!今夜はクインテットだったんんだけれど、ひとりひとりの音が思い切り生きていて、いろんな方向に、いろんな表情で、いろんなインプロで、、、、、
すべての音が生き生きとしていました。
ジャズ・チューン、ファンキーなチューン、メロウなチューン、、なにもかもが最高!
メンバーは
エンリコ・ラヴァ (tp)
ジャンルーカ・ペトレッア (tb)
アンドレア・ポッツア (p)
ロサリオ・ボナコルソ (b)
ロベルト・ガット (ds)
特にラヴァが
「これからの期待のニューフェイスのトロンボーン!」
と紹介したペトレッアは凄かった。
「なにい??ディジュリドゥ????]
かと思わせるような、究極の低音サウンドを聴かせてくれたり、ありえない程の高い音を聴かせてくれたり、ラヴァとの即興のバッキングで弾けてみたり!!もう最高!!!今後要チェックです。
ピアノのポッツアは言わばバンマスのような感じで、全体の音を、音の行き場を見事にコントロール。ソロも冴えまくっていました!この人はとにかく上手い!一瞬のスキもなく、バンドの音の行き場に、ピアノを、ハーモニーを、全体を、導いている。
ベースのボナコルソはとにかく唄っちゃう(笑)。自分のベースラインを弾きながら、ユニゾンで唄ってしまいます。スリム・スチュワートか??いやいやベース界のキースか?バドか??ってくらい。それにしてもラインもインプロも冴えていました!
ここ数年で聴いたジャズ・ライブのベースでは最高のベース。
嫁と思われる美女とのキスシーンも素敵なのさ!もちろんステージ後。
ドラムスのガットは野性的でした。可愛いけど獰猛な動物(スミマセン・・)みたい。
ジャングル・ビートにあえてファンクとロックを突っ込んだシーンはカッコ良すぎ!
ツェッペリンのボンゾのような「手」でのドラム・ソロもいい感じ。なんだか「喋るドラムス」でした!!
ツェッペリン、と言えば、ラヴァはなんか越をひねったり、首をかしげたり、の感じがロバート・プラントしてました。ま、男から見ても色艶のミュージシャン、ということやね。
ラヴァのラッパは唄っていた。
優しくて激しい音。
観客と一緒になる音。
ジャズ。ジャイブ・アス。
生きている音。
それに生かされる空間。音。
あーとにかく最高に楽しい時間、音、ジャズ。
終了後のサイン会、実はラヴァと明日からブルーノートの、ステファニ・ボラーニには3年前にインタビューをしたのだけれど、もっと遡れば、2001年だったっけ?
「日本におけるイタリア年」(今年もそうですよ〜〜)
の時、「
イタリアン・インスタビレ・オーケストラ」の取材で約一週間ラヴァ他、イタリアのスーパージャズメンと行動を共にしたんだけれど、そこでもラヴァとは話しているんだけれど、
「覚えているかな〜〜??」
なんて思って話しかけたら、
「オーウ!!」
と覚えていてくれて、ムニャムニャ互いに分からない会話・・・・・・
ウハハハハ!
イタリア・ジャズ!!!!!
最高だね。
いい一日でした!!
ありがとう。